強制ロスカット(強制損切り)とは?FXで資金を守る仕組みを

【強制ロスカット(強制損切り)とは】

強制ロスカットとは今持っているポジションが一定以上の含み損となった時に、強制的に損切り決済をしてこれ以上の損失を防ぐための仕組みです。


(※ポジションとは現在取引をしている状態の事です。売りで取引をしている時は売りポジションを持っている、買いで取引をしている時は買いポジションを持っている、と言います。)


国内FX会社では強制ロスカットの仕組みは必ずなければならないので、どのFX会社に登録しても存在します。


強制的に決済を掛けると聞くとただただ損するだけじゃないか、と思われるかもしれません。


しかしこれはユーザーを守るためになくてはならない機能なのです。


FXでは手持ちの資金の最大25倍までの取引が可能となる仕組み「レバレッジ」を利用する事が普通です。


手持ちより大きな資金を動かせる仕組みがあるおかげで、4000円程度の低資金でもFX投資を始める事ができますし、100万円の資金があればなんと2500万円分もの取引が可能となります。


このように便利な仕組みレバレッジですが、当然デメリットもあります。


手持ち資金以上に取引ができるため、大きな利益を目指せる反面、損失が手持ち資金以上になる可能性があるのです。


そのため各FX会社では損失が手持ち資金以上になる前に強制ロスカットをすることで、ユーザーが借金となる事を防ぎ、手持ち資金を少しでも残す事を目指しています。


FX会社や設定によって変わってきますが、大体口座に入れた証拠金が30%~50%割程度になると強制ロスカットが発生する所が多いようです。


初心者向け用のコースでは証拠金維持率が100%を切った段階で強制ロスカットとなる所もあります。


それだけ資金を守る事にFX会社も気を付けており、初めての時は出来るだけレバレッジを低めにしてFX取引をおこないましょう。


【強制ロスカットが間に合わないケース】


ユーザーの資金を守るための仕組み「強制ロスカット」ですが、これが間に合わないケースが極わずかですが存在します。


為替相場がごく短時間にとてつもない大きな動きをした場合です。


ロスカットをシステムがしようと注文を出しても、あまりに動きが速いため注文が確定するまでの間にさらに損失側に動き、強制ロスカット基準を下回る値で決済してしまうのです。


このようなロスカットすら間に合わないような為替の動きは。ユーロや米ドルと言ったメジャー通貨ではまず起きません。


最近起きた例ではスイスフランで起こっています。


スイスフランショック(※)とも呼ばれ、FX会社自体もつぶれたところが出てしまいました。


強制ロスカットが間に合わないような事態はほぼありませんが、もしもに備えて

①メジャーな通貨ペアで取引をする

②レバレッジを高める必要が無ければ、無理に高めない

ようにしておきましょう。


(※)スイスフランショックとは

スイスフランではそれまで日本の日銀に当たる中央銀行がユーロに対して介入を続け、一定以上の水準を維持するように為替操作を行っていました。


それによってスイスフランはユーザーから安心されて売買をされていたのですが、2015年1月15日、突然介入をやめると宣言しました。


この宣言でパニックとなりスイスフラン絡みの通貨ペアはごく短時間に信じられない動きをしてしまい、ロスカットが間に合わなかったユーザーが出てしまいました。


またこの宣言の数日前に「介入は続ける」との発言があったにもかかわらず、中止宣言をしたこともパニックを大きくした要因とされています。



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